■ 「まじ」の意味
「まじ」は、「べし」の打消である。
① 打消推量<~ないだろう>
(例) …こそ…劣るまじけれ。<劣らないだろう。>
② 打消意志<~ないつもりだ>
(例) 敵の手にはかかるまじ。<敵の手にはかからないつもりだ。>
③ 不可能<~(ことが)できそうにない>
(例) 世にあるまじき心地のしければ <…生きることができそうにない気持ちがしたので>
④ 打消当然・不適当<~はずがない・~べきでない>
(例) 聞き知るまじく思ほえたれども <聞いてわかるはずがないと思われたけれども>
⑤ 禁止<~してはならない>
(例) つかのまも忘るまじきなり。<少しの間も忘れてはならないのである。>
■ 「まじ」の活用
「まじ」:形容詞シク活用型
未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
(まじく) まじから |
まじく まじかり |
まじ 〇 |
まじき まじかる |
まじけれ 〇 |
〇 〇 |
■ 「まじ」の接続
活用語の終止形に付く。ただし、ラ変型活用語には連体形に付く。
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原始星 (金曜日, 02 6月 2023 23:19)
3 「まじ」の接続
「らし」は、活用語の終止形に付きます。
^ 間違いかも
jすあdlふdcぅはぃえcb (金曜日, 02 8月 2024 13:55)
「ラ変の場合は」終止形接続の推量系の助動詞は連体形接続です。