■ 「らし」の意味
推定<~らしい・~にちがいない>……確かな根拠にもとづく推測。
(例) 春過ぎて夏来たるらし <春が過ぎて夏が来たらしい>
■ 「らし」の活用
「らし」:無変化型
未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
〇 | 〇 | らし | らし | らし | 〇 |
■ 「らし」の接続
活用語の終止形に付く。ただし、ラ変型活用語には連体形に付く。
■ 「らし」の意味
推定<~らしい・~にちがいない>……確かな根拠にもとづく推測。
(例) 春過ぎて夏来たるらし <春が過ぎて夏が来たらしい>
■ 「らし」の活用
「らし」:無変化型
未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
〇 | 〇 | らし | らし | らし | 〇 |
■ 「らし」の接続
活用語の終止形に付く。ただし、ラ変型活用語には連体形に付く。
「らし」は、推量の助動詞の一つで、推定を表します。
推定は、確かな根拠にもとづいて現在の事柄を推測することで、<~らしい・~にちがいない>と訳します。
「らし」が用いられる文(和歌)には、推測の根拠となる部分があります。
春過ぎて夏来たるらし白妙の衣干したり天の香具山(万葉)
<春が過ぎて夏が来たらしい。…>
※ 「夏が来たらしい」の推測の根拠となるのが、その後に続く「白妙の…」の部分になります。
「らし」は、文中での用法によって語形が変化しません(無変化型)。
【表】「らし」の活用表
基本形 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
らし | 〇 | 〇 | らし | らし* | らし* | 〇 |
* 連体形と已然形は、係助詞「こそ」「ぞ」の結びとして用いられます。
「らし」は、活用語の終止形に付きます。
ただし、ラ変型活用語に付く場合は、その終止形ではなく、連体形に付きます。
ラ変型活用語とは、ラ変動詞、形容詞、形容動詞、ラ変型の助動詞をいいます。
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