■ 「じ」の意味
「じ」は、「む」の打消である。① 打消推量<~ないだろう>
(例) これに過ぐるはあらじ。<これ以上のものはないだろう。>
② 打消意志<~ないつもりだ>
(例) 御供には率て行かじ。<お供には連れて行かないつもりだ。>
■ 「じ」の活用
「じ」:特殊型
未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
〇 | 〇 | じ | じ | じ | 〇 |
■ 「じ」の接続
活用語の未然形に付く。
■ 「じ」の意味
「じ」は、「む」の打消である。① 打消推量<~ないだろう>
(例) これに過ぐるはあらじ。<これ以上のものはないだろう。>
② 打消意志<~ないつもりだ>
(例) 御供には率て行かじ。<お供には連れて行かないつもりだ。>
■ 「じ」の活用
「じ」:特殊型
未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
〇 | 〇 | じ | じ | じ | 〇 |
■ 「じ」の接続
活用語の未然形に付く。
「じ」は、推量の助動詞「む」の打消であって、打消推量の助動詞といいます。
(1) 打消推量
打消推量は、否定的な推量で、<~ないだろう>と訳します。
主語が二人称(相手)または三人称(自分や相手以外のもの)の場合には、打消推量となることが多くなります。
一生の恥、これに過ぐるはあらじ。(竹取)
<…これ以上のものはないだろう。>
(2) 打消意志
打消意志は、否定的な意志で、<~ないつもりだ>と訳します。
主語が一人称(自分)の場合には、打消推量となることが多くなります。
さらば、御供には率て行かじ。(竹取)
<…お供には連れて行かないつもりだ。>
多くの場合、主語が一人称の場合は打消意志になり、主語が二人称や三人称の場合は打消推量になります。
古語の助動詞「じ」に対応する現代語の助動詞は、「まい」です。
「じ」は、文中での用法によって語形が変化しません(無変化型)。
【表】「じ」の活用表
基本形 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
じ | 〇 | 〇 | じ | じ | じ* | 〇 |
* 已然形は、「こそ」の結びとしての用法のみです。
「じ」は、活用語の未然形に付きます。
準備中
コメントをお書きください
ひ (日曜日, 20 2月 2022 17:09)
終止形、連体形、連用形の区別はどうすればいいのですか?
せxc (水曜日, 30 11月 2022 10:26)
終始は下に。があります
連体は下に名詞があります
それ以外は連用と考えましょう